さいたま市岩槻区にあるヨロ研カフェに行ってきました
2020年2月22日にオープンした「岩槻人形博物館」の併設施設「にぎわい交流館いわつき」の1階にあります
ヨロ研カフェには
さいたま野菜のブランド化に取り組んでいる さいたまヨーロッパ野菜研究会(通称「ヨロ研」)がつくった
◯ヨーロッパ野菜をメインとした本格的なカフェレストラン
◯ヨーロッパ野菜ほか さいたま市岩槻の名産品の直売コーナー
があります
今回は、店舗へ行って、ヨーロッパ野菜の直売所とレストランを利用してきましたので、報告します
さいたまヨーロッパ野菜研究会とは
さいたま市は「トマト」「パスタ」などの個人消費が日本トップクラス
さいたま市は「トマト」「チーズ」「パスタ」の1人あたり消費額が日本トップクラスで、イタリアン・フレンチだけでも、市内に200軒以上のレストランがあります。
さいたまのイタリアン・フレンチのレストランのシェフにはこんな思いがありました
「イタリアやフランスには、日本では栽培されていない美味しい野菜がたくさんある。本場の野菜を使いたいのに、なかなか手に入れることができない…」
どこかでつくってくれないか・・・
地元シェフの要望に応えた若手農家グループらによる研究会
さいたまヨーロッパ野菜研究会(ヨロ研)とは
「さいたまでヨーロッパの野菜が作れないだろうか」 こんなシェフの要望から
2013年春にスタートした若手農家らによる研究会 です
現在、約70種類のヨーロッパ野菜を栽培しています
以下の4者が協力して、ヨーロッパ野菜の地産地消に取り組んでいます
【参加団体等】
・さいたま市内の若手農家グループ
・地元シェフ
・種苗会社のトキタ種苗(株)
・食料品卸
など
ヨロ研の目標は
栽培の難しいヨーロッパ野菜を日本向けに品種改良して、さいたま市内で栽培してレストランに供給する
市内レストランで「オールさいたま産」のヨーロッパ野菜を楽しんでもらう
というものです 高い理想を掲げ、発足から、もうすぐ10年
さいたま市の中に着実に根付いてきました
さいたま市を「ヨーロッパ野菜のまち」へ
当初は、栽培法などもノウハウがなく、苦難の連続
種苗メーカーやさいたま地元シェフに協力してもらいながら、試行錯誤を続けてきたそう
1年目は、収穫もわずかで、にもかかわらず売れ残ったりしたとのこと
そして今では、収穫量も増え、また、取り扱いレストランも1200軒を超え
現在は13軒の農家がヨーロッパ野菜を出荷しています、レストラン用野菜を出荷しています
出典:https://saiyoroken.jimdofree.com/ さいたまヨーロッパ野菜研究会
2021/12/25 さいたまヨーロッパ野菜研究会講演会 事務局 福田裕子氏
ヨロ研カフェの魅力は
ヨーロッパ野菜直売所
毎朝採れた新鮮なヨーロッパ野菜を購入することができます
見慣れない野菜で、調理方法がわからないと思いますが、そこも安心!
オススメの食べ方や旬の野菜などの情報もPOPなどで案内されています
レストラン
さいたま産の新鮮なヨーロッパ野菜を使ったランチやスムージーなど
見た目が楽しく、かつ、健康にもやさしいお料理が提供されます
物販
ヨロ研野菜を使った加工品をはじめ、岩槻にゆかりの深い食品や地域の工芸品など魅力ある土産品も扱っています
店舗の様子
店舗は、入ってすぐに、野菜の直売所と物販コーナーがあり、その奥がレストランコーナーとなっています
お客さんがたくさんいたため、レストランコーナーは写真をとれませんでした
ヨーロッパ野菜の直売所
カリフローレ(スティックカリフラワー)
カリフラワーをスティック状に改良した新野菜
柄の部分が長く、茹でると綺麗な白とグリーンに
柄の部分はアスパラのような甘味があります
サラダミックス
ケールやチコリーといったヨーロッパ野菜の中でも、サラダですぐに食べられる野菜をミックス
レストラン
その日の看板料理の説明が、店頭に置いてありました
やさいのイラストもかわいいです
メニュー(ランチタイム・カフェタイム)
食べての感想
店員さんが、注文した食事を運んできてくれると、まずは、やさいの説明をしてくれます
ひと手間かかる、このことが食事の質を高めてくれますね
知らないで、ヨーロッパ野菜をそのまま食べるのと、聞いてから食べるので、全く違うと思います
話を聞いて、美味しかったから、やさいの直売所で買って帰ろうとなりますからね
さて、お食事の方ですが
カリフローレは、カリフラワーを改良した新野菜で、茎が長くてアスパラのようで甘かったです
チーマ・ディ・ラーパという西洋ナバナと一緒に、オリーブオイルで炒めてあり、香ばしさと歯応えがしっかり
野菜の味がしっかりと主張していました
パワー野菜には、ヨーロッパ野菜に、ナッツや豆類を合わせ、海老も入っていました
野菜は、真ん中のドレッシングをかけていただきました
規格外やさいをつかったミネストローネもおいしいです!
なんでも、さいたま市のふるさと納税の返礼品になっていて、さいたま市の返礼品の上位になっているそうです
ヨーロッパ野菜と言われて、馴染みがなかったので、どんなものか気になっていましたが
味は、当たり前ですが、やさいです(笑)
ただ、いままで食べたことのない味や風味は、いつもより、贅沢な野菜を食べた感?がありました
さいたま産の野菜を使っていると聞いて食べると、なんだかいつもよりも野菜そのものも
美味しく感じました(もちろん、ヨーロッパ野菜自体が新鮮だったこともプラス)
店舗の情報
店舗名 | ヨロ研カフェ |
営業時間 | 平日 ランチ10:00-14:30 カフェ14:30-17:00(L.O.16:30) 土日祝 ランチ10:00-15:30 カフェ15:30-18:00(L.O.17:00) |
定休日 | 年中無休 |
住所 | 〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-2 にぎわい交流館いわつき1F |
問い合わせ | 048-720-8512 音響設備を完備し、懇談会や立食パーティーなど様々なシーンでの 利用が可能(10名以上から 一面貸切) |
駐車場 | あり(岩槻人形博物館と共用) |
HP | http://north.co.jp/yoroken_caffe/ |
アクセスと駐車場
東北自動車道から岩槻ICより国道16号線を春日部方面へ約3.5㎞進み、城町2丁目の交差点を左折し、
信号2つ目を左折すると約1.2㎞先左側が博物館駐車場となります
アクセス
駐車場
駐車場は、隣にある岩槻人形博物館と共用になります
普通自動車用28台
車いす用駐車場2台
乗降スペースは、大型バス用2台分あり と非常に余裕のある駐車スペースとなっています
もちろん、駐輪スペースなどもあります
さいごに
さいたまヨーロッパ野菜研究会、発足してもうすぐ10年になるとのことです
正直、私もネットで名前を聞いたことはありましたが、どんな取組をしているか
農業に興味を持つまでは知りませんでした
これまで歩んできた道のりをみると、決して平坦ではなく厳しいものだったようですが、だんだんと取組が評価され
市民にもその名前が認知され始めたのではないでしょうか