新規就農までの年数はどのくらいか、一般社団法人全国農業会議所 全国新規就農相談 センターの調査結果をもとに見ていきたいと思います
具体的なアクションを起こしてから就農までに要した年数
◯年齢が若いほど就農までの年数が短い傾向
1 年未満:29 歳以下 18.8% (最も大きい)
60 歳以上 3.6% (小さい)
3 年未満:どの年代も 70%前後
5 年以上:49 歳以下 9~13%
50 歳以上 18%
1年未満で就農した割合が、29歳以下は18.8%、60歳以上では3.6%
就農までに要した年数
(情報収集など具体的なアクションを起こしてから就農するまで)
◯年齢の若い人は、一般の転職の一つと考えて、農業を選択しているのでしょう
◯40歳代、50歳代になると、子どもの教育費を含む家庭のやりくりを考え、
じっくり考えて就農するの人が多いと分析します
前回の調査(平成24年(2012年))との比較
前回調査と比較すると、就農までの年数は短くなっている
比較的短期間(1 年半未満)での就農割合を年代別に見ると、
29 歳以下 46.3% (前回比 +11.0%ポイント)
30 歳代 36.0% (前回比 +5.2%ポイント
40 歳代 32.6% (前回比 +2.9 ポイント)
50 歳代 40.0% (前回比 +8.9%ポイント)
60 歳以上 25.0% (前回比 +4.5%ポイント)
どの年代でも比較的短期間の割合が高くなっていますが、
29 歳以下が前回比 11.0%ポイントと最も増加しています
なお、就農時年齢 60 歳以上の回答者において、前回調査では 5 年以上が 32.4%と大きくなっていましたが、
今回は前々回 20.9%よりも低い値となっています
さいごに
調査結果を見ると、近年、就農までの期間が短くなってきているようです
ただし、忘れてならないのは、今回の調査結果は、平成28年のものであるということです
令和元年12月に、中国で新型コロナウイルスの発生が報告されました
このウイルスの感染拡大により、日本だけでなく世界の経済が大打撃を受けるとともに
社会における生活様式が大きく変化しました
農家においても、これまでの販路でつくった作物を販売できず、個人向けのネット販売へ事業を転換する人もいたと聞きます
こうした影響がどのように、就農に要した期間に作用するか、次回の調査結果も見てみたいと思います
アラフィフの私としては、
家庭のこと、
自分なりの農家のイメージを固めること、
農業技術の習得
などを考えると、2年以上3年未満での就農に照準を合わせるつもりです
となると、令和3年11月末から情報収集のアクションを始めたので
令和6年から7年あたりを目指す感じで、計画をたてていきます!!
以上、「情報収集開始から就農まで、どのくらい時間をかけた?」という話題でした