『LIFE SHIFT(ライフシフト)』を読んで

2016年、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが執筆した、「ライフシフト」(東洋経済新報社)

当時、話題になったので、記憶している人もいると思います

この本は、新しく何かにチャレンジしようとする人の背中を押してくれる指南書です

目次

平均寿命は今後も延びる?

2019年までは厚生労働省「令和元年簡易生命表」
2040年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」における出生中位・死亡中位推

カルフォルニア大学バークレー校が調査したデータをもとに算出すると

1977年生まれ(44歳) 95〜98歳

1987年生まれ(34歳) 98〜100歳

1997年生まれ(24歳) 101〜102歳

2007年生まれ(14歳) 104歳

それぞれの年に生まれた人の半数は、右記の年齢まで生きる確率が50%あるといいます


 さらに、2007年生まれの日本人は。107歳まで生きる確率が50%とも

       ※年齢は、2021年現在

それぞれの年に生まれた人の半数は、右記の年齢まで生きる確率が50%あるといいます
 さらに、2007年生まれの日本人は。107歳まで生きる確率が50%とも。   
       ※年齢は、2021年現在

アラフィフの自分も95歳まで生きる確率が50%あるということになります

人生、まだまだ、やりたいことができるです!!

マルチステージ化

人生が長くなると、職業生活に関する考え方も変わるといいます


これまでは、教育→仕事→引退(老後)という3ステージの生き方で問題ありませんでした

今後は、第2のステージの仕事が長くなり、今までより、約20年長く働く必要があります


こうした背景のもと、新しい生き方を描き始めるといいます


これまで(3ステージ)

これから(マルチステージ)

これらの生き方は、年齢にかかわらず、行き来するように多様化が進むと述べています

エクスプローラー:特定の問いの答えを見つけるために旅に乗り出したり、(捜索者型)新しいものを発見する喜びを味わうために旅に出る(冒険者型)生き方



インディペンデント・プロデューサー:従来の起業家にとどまらず、新しい社会的価値を想像しようとする、自分が生産活動を行いながら学習も継続していく生き方


ポートフォリオ・ワーカー:今の会社の仕事と同時並行で他の仕事や活動に携わる生き方

日本では、変化に対するスピードがゆっくりなので、急激に変わるとは思いません

しかしながら、多様な働き方の出現によって、社会構造も変化してくるだろうと思います

無形資産に目を向ける

寿命が延びれば、働く期間が長くなり、貯蓄の需要性も高まります

そうした中で、人生100年時代には、お金に換算できない

見えない「資産」 つまり無形の資産」について考えることが重要といいます

つの無形資産

生産性資産:仕事の生産性を高め、所得とキャリアの見通しを向上させるのに役立つもの
      長年かけて身につけたスキルと知識、仲間、評判

活力資産:肉体的・精神的健康と心理的幸福感を得られるもの
     健康、バランスの取れた生活、友人関係

変身資産:人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力
     自分を知ること、多様性のあるネットワークを構築すること、新しい経験に向き合う姿勢     

公務員でいると、転職は他人事と思っていました

働ける期間が長くなる中、いきいきとした人生を送るためには、
         お金だけでなく、無形資産も大事だなと思うようになりました

まとめ

「まわりのみんなと同じ行動をとるだけでうまくいく時代は終わった」 と『ライフシフト』では述べています

 人生100年だぞ
 何かを始めるのに遅いなんてことはないじゃないか
 それこそ何度自分を変えたっていいんだよ 
                     「まんがでわかるLIFE SHIFT」 より


この本を読んだのは、今から5年前、衝撃を受けたのを覚えています
ただ、その時は、行動に起こそうとまでは思いませんでした

さまざまなことが重なって、今、私はライフシフトでいう新しい働き方に飛び込んでいこうという気持ちが変化してきています

お金偏重の人生ではない、また、成長至上主義でもない、よりよい生き方を実現するため、一歩でも前に進んでみようと思います

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